偽警官が銃所持で逮捕、ナボタス市で発覚

ナボタス市で警察の制服を着用した男を逮捕

フィリピン国家警察(PNP)のメンバーではないにもかかわらず、警察の制服を着用していた男が、違法な銃器所持で逮捕されました。

2025年9月14日(日曜日)の朝、ナボタス市のバランガイ・タンザ・ウノで、46歳の男が逮捕されました。この男は、PNPのメンバーではないにもかかわらず、警察の制服を着用し、無許可の銃器を所持していたところを捕まりました。

逮捕は、ナボタス警察官が狭い路地に座っている男を見つけた際の通常のパトロール中に起こりました。彼は、通常は機動部隊用の迷彩シャツを着ており、それにショートパンツを合わせていました。

この異常な服装はすぐに疑念を抱かせました。警察官はまた、彼の腕に見えるタトゥーを発見しましたが、これは制服を着た職員がほとんど見せないものです。質問された際、男は自分が警察官ではないことを認め、なぜその制服を着ていたのか、またどこで手に入れたのかについての説明はありませんでした。

所持品検査の結果、彼の所持していた銃器が無許可であることが判明しました。捜査官は後に、この容疑者が犯罪歴を持っていることを確認しました。2016年には違法薬物で投獄され、2021年に刑期を終えて釈放されていました。

また、警察は彼がマラボンでの反放浪罪で未解決の逮捕状を持っていることも発見しました。押収された銃器は、犯罪活動に使用されたかどうかを確認するために弾道テストに提出されました。

しかし、この容疑者は事件に関する声明を一切発表しませんでした。

彼は現在、刑務所管理矯正局(BJMP)に拘留されており、改正刑法第179条に基づく警察の制服の不正使用、および共和国法10591号(包括的な銃器および弾薬規制法)違反を含む複数の罪に直面しています。

当局は、適切な権限なしに警察の制服を着用することは、特に違法な銃器の所持と組み合わさると、重大な犯罪であることを市民に再認識させました。

【用語解説】
– バランガイ:フィリピンの最小の行政区画で、日本の「地区」に相当します。
– フィリピン国家警察(PNP):フィリピンの国家警察組織で、国内の治安維持を担当しています。
– 刑務所管理矯正局(BJMP):フィリピンの矯正施設を管理する政府機関です。


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