フィリピンのカトリック学校ネットワークは、教会とフィリピンの人々への生涯にわたる奉仕を称え、ルイス・アントニオ・タグレ枢機卿に最高の栄誉である「プロ・デオ・エト・パトリア賞」を授与することを決定しました。
フィリピンカトリック教育協会(CEAP)は、タグレ枢機卿のリーダーシップを「壮大さや権力のためではなく、存在のためのもの」として称賛しました。
「彼の指導方法は上からではなく、共に歩む形であり、人々の声に耳を傾け、共に歩むものです」とCEAPは述べました。
「教室で未来の司祭を育て、貧しい地域で子供たちのための学校を建設し、また世界的なプラットフォームで忘れられた人々に声を与えるなど、タグレ枢機卿は神と国への喜びに満ちた奉仕の人生を送ってきました」と述べました。
彼はローマでの任務に就く前、イムスの司教、後にマニラ大司教として奉仕しました。
2000年、イムスの司教であった時に、貧しい地域の子供たちに質の高い教育を提供するために「アワー・レディ・オブ・ザ・ピラー・カトリック・スクール」を設立しました。このプロジェクトはCEAPによって「無数の若者と教育者に永続的な影響を与えた」と評されています。
「プロ・デオ・エト・パトリア賞」は、「神と国への模範的な態度」を示し、「神への奉仕の一環としてカトリック教義への忠実さ」を示す個人に授与されます。
CEAPは、タグレ枢機卿を多くの称号や業績のためではなく、「彼の真摯な精神」のために称えています。
「彼の人生と使命を通じて、多くの人々がキリストがもたらす愛と希望を感じました」と付け加えました。「彼の物語は私たちに思い出させます:真に奉仕するとは他者と共に歩むことであり、真に教育するとは他者を引き上げることであり、真に指導するとは愛することです。」
この賞は、10月2日にパサイ市のSMXコンベンションセンターで開催されるCEAPの全国大会で授与され、タグレ枢機卿は基調講演も行う予定です。
【用語解説】
– プロ・デオ・エト・パトリア賞:神と国への模範的な奉仕を称える賞
– フィリピンカトリック教育協会(CEAP):フィリピンのカトリック学校のネットワーク組織