PAGASA最新情報 – フィリピンの気象局は、南西モンスーン(ハバガット※)と低気圧が国内の一部地域に雨をもたらすと報告しました。
2025年7月16日(水)、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、国内の最新の天気情報を発表しました。ハバガット(※)と低気圧が国内の天候に影響を与える見込みです。
PAGASAの気象専門家、ロリエディン・デ・ラ・クルス・ガリシア氏は、低気圧が最後に観測されたのは南東ルソンの東975キロメートル地点であると報告しました。
「低気圧と南西モンスーンの影響で、国内の多くの地域で曇り空となり、雨が降る可能性が高いです」とガリシア氏は述べました。
この低気圧は、ビコール地域、東ビサヤ、ディナガット諸島、スリガオ・デル・ノルテに曇り空と散発的な雨や雷雨をもたらします。熱帯低気圧に発達する可能性があり、嵐になると「クリシング」と命名されます。
「現在、この低気圧はビコール地域、東ビサヤ、ディナガット諸島、スリガオ・デル・ノルテに影響を与えており、雨をもたらしています。そのため、これらの地域の住民には、低気圧による雨で引き起こされる洪水の危険に備えて注意を呼びかけています」と彼女は説明しました。
南西モンスーンは、メトロマニラ、MIMAROPA、カビテ、ラグナ、バタンガス、ザンバレス、バタアン、ビサヤ地方の残りの地域、およびミンダナオの残りの地域に曇り空と散発的な雨や雷雨をもたらします。
ハバガット(※)は、ルソンの残りの地域に部分的に曇りから曇りの空と孤立した雨や雷雨をもたらします。
気象局は、影響を受ける地域の住民に対し、突発的な洪水や地滑り、激しい雷雨の可能性に備えて予防措置を取るよう勧告しています。
一方、全国の沿岸水域の状態は、PAGASAによると、わずかから中程度の波が予想されています。
【用語解説】
– ハバガット(Habagat): フィリピンでの南西モンスーンを指す言葉。夏の間にフィリピンに湿った空気をもたらし、雨季の一因となる。