NAIAで2人の乗客から3億ペソ超の麻薬押収

マニラ、フィリピン — カナダからの乗客であるカナダ国籍の人物を含む2人が、7月14日月曜日にニノイ・アキノ国際空港第3ターミナルで、合計3億300万ペソ相当のシャブ(※)を所持していたため、相次いで拘束されました。

フィリピン麻薬取締局(PDEA)は、62歳のカナダ国籍の人物、通称「グレース」を、2002年包括的危険薬物法(Republic Act 9165)の第2条第5節に違反したとして、司法省(DOJ)での予備審問にかけました。

当局は、「グレース」の荷物の中から、フォイルで包まれ、大きなゴミ袋に隠された透明なプラスチックパッケージを発見しました。そこには24,000グラムのシャブが入っており、標準薬物価格で1億6,477万ペソ相当でした。

最初に逮捕されたのは25歳の通称「クリス」で、月曜日にトロント、カナダからニノイ・アキノ国際空港第3ターミナルに到着した際、青いスーツケースから20.5キロのシャブが見つかりました。

税関国際部のインターセプション作戦の警告により、25歳の「クリス」が逮捕されました。彼は20.5キロのシャブを所持しており、その標準薬物価格は1億3,976万7,200ペソでした。また、彼のフィリピンのパスポート、2枚の航空券、携帯電話、国民IDカードも押収されました。

午後12時6分に、フィリピン麻薬取締局(PDEA)地域事務所–NCRが主導し、税関局(BOC)、フィリピン国家警察航空保安グループ、空港警察署、PNP薬物取締グループ、国家捜査局、入国管理局と協力して、NAIAインターエージェンシー薬物インターセプションタスクグループ(NAIA-IADITG)が作戦を実施しました。

調査によると、トロント、カナダからの飛行機に乗り、香港で乗り継ぎをした乗客が青いスーツケースを持っており、その中からフォイルで包まれ、ダクトテープで巻かれた5つのプラスチックバッグが見つかりました。

彼もまた、2002年包括的危険薬物法(Republic Act 9165)の第4節に違反したとして告発されています。

この事件については、2人が同じ日にカナダから到着したことから、関連性があるかどうかを確認するため、引き続き調査が行われています。

【用語解説】

– シャブ(※):フィリピンで一般的に使用されるメタンフェタミンの俗称。