強い地震で一部崩壊したダアンバンタヤン教会
セブ州のダアンバンタヤンにある百年の歴史を持つ教会が、地震の影響で廃墟と化しました。
セブ州にあるサンタ・ローサ・デ・リマ大司教区聖堂が撮影した動画や写真には、地震の夜に部分的に崩壊した教会が瓦礫に囲まれている様子が映し出されています。この教会は1886年に建てられ、2022年にフィリピンで初めて聖ローズ・オブ・リマに捧げられた大司教区聖堂として宣言されました。現在、139年の歴史を持っています。
大司教区はまた、10月1日水曜日の午前6時53分時点で、サンタ・ローサ・デ・リマのレタブロ像が無傷であると報告しました。
「像は大雨やほこりから保護するために未使用のビニール袋で包まれています」と大司教区は述べました。
「聖体が保管されている聖櫃以外で、サンタ・ローサ・デ・リマの奇跡のレタブロ像は地震によって損傷を受けなかった数少ない像の一つです!他に無傷だった像は、ビルヘン・デル・カルメンと無原罪の御宿りです」と付け加えました。
フィリピン国家歴史委員会(NHCP)は、地震で損傷を受けた可能性のある移動可能な文化財を保護し保存するための指針を以前に発表しました。
一方、フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS-DOST)によると、浅い地震の震源地はボゴ市の北東約21キロメートル(10.5マイル)の海上に位置していました。余震が予想されるとしています。
この地震で少なくとも20人が死亡し、60人以上が負傷しました。
【用語解説】
– サンタ・ローサ・デ・リマ: フィリピンで初めて聖ローズ・オブ・リマに捧げられた大司教区聖堂
– フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS-DOST): フィリピンの火山と地震の研究を行う政府機関
– フィリピン国家歴史委員会(NHCP): フィリピンの歴史的遺産の保護と保存を担当する政府機関