MRT-7がケソン市の洪水の原因とMMDA

マニラ、フィリピン発 — メトロポリタン・マニラ開発局(MMDA)は現地調査を行い、ケソン市のコモンウェルス・アベニューにおける洪水の原因の一つがMRT-7バタサン駅の建設であることを特定しました。

MMDA洪水管理・下水管理事務所による評価に基づくと、MRT-7の継続的な建設がコモンウェルス・アベニューでの交通渋滞を引き起こしており、これは大雨と洪水の原因となっています。

調査によれば、MRT-7は現在の排水パイプカルバートの真上にマンホールを設置しました。

また、MRT-7の建設現場では、フッティングウォールが建てられており、これが水の流れを部分的に妨げている可能性があることが確認されました。さらに、MRT-7プロジェクトの柱の存在により、排水システムの定期的なメンテナンスへのアクセスが制限されています。加えて、現場では道路の陥没や破損した排水インレットも見受けられました。

この調査には、運輸省、公共事業・高速道路省、ケソン市政府、SMC MRT-7コーポレーションの代表者も参加しました。

【用語解説】
– MRT-7: マニラの都市鉄道プロジェクトの一環として建設中の7号線。
– MMDA: メトロポリタン・マニラ開発局、マニラ首都圏の交通や都市計画を管理する政府機関。
– フッティングウォール: 建設現場で使用される基礎構造の一部で、建物や構造物の安定性を保つために設置される。