船が電線を破損、ナボタスとマラボンで大停電

船が送電線に衝突し、ナボタスとマラボンで大規模な停電が発生

ナボタス市とマラボン市は、両市を隔てる川沿いで船が誤って送電線に衝突したため、大規模な停電を経験しました。

この突然の停電により、マラボン市のバランガイ・サン・アグスティン、バランガイ・コンセプション、バランガイ・イババを含むいくつかの地域、およびナボタス市の近隣のバランガイが電気を失いました。

正午頃、一部の地域で徐々に電力が戻り始めましたが、回路に大きな損傷があったため、供給は依然として制限されていました。

メラルコ(※フィリピンの電力会社)はすぐに復旧チームを派遣し、損傷した送電線の修理に取り掛かりました。しかし、関係者は損傷の程度から完全な復旧には数時間かかる可能性があると説明しました。住民の皆様には、安全に電力を復旧するために作業が進められている間、辛抱強くお待ちいただくようお願いしました。

また、いくつかの学校では授業を短縮し、電気がない中でも学生が学習を続けられるようにモジュール活動に切り替えることを決定しました。

多くの住民は暑さや不便に対応せざるを得ない状況にあり、一部の人々はその日の生計に影響が出ることを心配していました。

地元の当局はこれらの困難を認識し、メラルコと緊密に連携して復旧プロセスを迅速化することを住民に保証しました。

市政府はまた、船がどのようにして送電線に衝突したのか、そして運航者が責任を問われるべきかどうかを判断するための調査が進行中であると発表しました。住民は、今後同様の事故を避けるために、この問題が迅速に対処されることを望んでいます。

2025年10月3日(金)午後現在、電力は徐々に復旧しており、作業員は影響を受けた地域全体で供給を正常化するための努力を続けています。

【用語解説】
– メラルコ:フィリピン最大の電力供給会社で、主にルソン島で電力を供給しています。


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