マラボン市で火災が発生し、住宅地が焼失した様子をドローン映像が捉えました。
「何も、何も救うことができませんでした。私たち自身と飼っている犬だけを救うことができました」と、教師のクリスさんはフィリピン語で語りました。
「少しでも助けていただけたらと思います。かわいそうな私たち、クリスマスも近いのに」と彼女は言いました。
「今、何をすればいいのかわかりません。非常に困難でとても悲しいです。時々、泣くことしかできません」と住民はフィリピン語で述べました。
映像には、現地時間午後4時49分(グリニッジ標準時0849)頃に発生し、8時間以上燃え続けた火災による広範な被害の様子が映し出されています。この火災は、100台以上の消防車を投入した消防士とボランティアによって鎮火されました。
ロイターは、映像の元ファイルのメタデータを通じて、映像の場所と日付を確認しました。このメタデータには、撮影日と場所のGPS座標が含まれています。
火災の原因についての調査は続いており、初期の調査結果では電気のショートが引き金になった可能性があると消防局(BFP)は述べています。
【用語解説】
– 消防局(BFP):フィリピンの消防を管轄する政府機関。