カンラオン火山の噴火が10月24日金曜日の夜に発生しました。
カンラオン火山の噴火について – 活火山であるカンラオン火山が10月24日金曜日の夜に小規模な爆発的噴火を起こしました。
フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)の最新情報によりますと、カンラオン火山は金曜日の夜、午後8時5分から午後8時8分までの間に小規模な爆発的噴火を起こしました。この噴火により、火口上空約2,000メートルまで灰の噴煙が上がり、北東方向に流れました。
この噴火は、ローワーマスログ観測所のIPカメラによって捉えられました。また、火口から1キロメートル以内の南側上部斜面を下る火砕流も引き起こしました。
カンラオン山には、警戒レベル2(不安定状態の増加)が適用されています。
住民や観光客には、4キロメートルの恒久的危険区域(PDZ)から離れるように勧告されており、航空機は灰や火山性の破片によるリスクを避けるため、火山の頂上付近を飛行しないように求められています。
カンラオン火山は引き続き厳重に監視されており、周辺のコミュニティには火山活動の増加の兆候に警戒を続けるよう促されています。
10月23日木曜日には、カンラオン火山の山頂火口で2回の灰の放出が記録され、これらのイベントは26分から119分続きました。また、1,196トンの二酸化硫黄が放出されました。この際、灰色の噴煙が火口上空600メートルまで上がり、西南西方向に流れました。
最初の放出は午前5時30分から午前7時29分まで、2回目は午前7時39分から午前8時5分まで発生しました。
【用語解説】
– カンラオン火山:フィリピンのネグロス島に位置する活火山で、頻繁に噴火を繰り返しています。
– 火砕流:火山の噴火に伴って発生する高温のガスと火山灰の混合物が高速で流れる現象です。
– 恒久的危険区域(PDZ):火山活動に伴う危険を避けるために設定された立ち入り禁止区域です。