低気圧域(LPA)が熱帯収束帯(ITCZ)内にあり、ビサヤ地方とミンダナオ地方の一部に降雨をもたらす見込みです。
フィリピン大気地球物理天文局(Pagasa)の報告によりますと、LPAはジェネラル・サントス市の東210キロメートルの地点で観測されており、今後24時間以内に台風に発達する可能性は低いとされています。
しかしながら、パラワン、アンティーケ、ネグロス・オクシデンタル、ネグロス・オリエンタル、ミサミス・オクシデンタル、シキホール、ザンボアンガ・デル・ノルテでは、10月27日月曜日に中程度から強い雨が予想されています。
また、中央ルソンと南部ルソンでは明日、曇りがちの空と散発的な雨、雷雨が予想され、10月29日から30日にかけてはバタネスとカガヤンで雨が予想されています。
Pagasaは、洪水や地滑りの可能性がある地域の住民に対して警戒を呼びかけています。
【用語解説】
– LPA(低気圧域):熱帯収束帯内に形成される低気圧の一種で、台風に発達する可能性があります。
– ITCZ(熱帯収束帯):赤道付近で北半球と南半球の貿易風が合流する地域で、しばしば降雨をもたらします。
– Pagasa(フィリピン大気地球物理天文局):フィリピンの気象観測機関で、天気予報や警報を提供しています。