セブの住民、洪水対策プロジェクトに失望を表明
多くのセブの住民が、いくつかの地域で深刻な洪水が発生した後、洪水対策プロジェクトに対する失望を表明し、疑問を投げかけています。
セブの多くの住民は、台風ティノの襲来によりいくつかの地域が水没したことに対し、数十億ペソが洪水対策プロジェクトに費やされたにもかかわらず、フラストレーションを感じています。
ある写真では、タリサイ市のマナンガ川近くのコミュニティが写っており、QMビルダーズによって約19億ペソが洪水対策プロジェクトに費やされたと報告されています。しかし、その地域は依然として深刻な洪水に見舞われ、住民の安全が脅かされました。
別の写真では、リロアンのコトコットでの洪水に見舞われたコミュニティが写っており、アルファ&オメガとセント・マシューの2つの建設会社がコトコット川沿いの洪水対策のために3億9580万ペソを受け取っていました。
これらのプロジェクトにもかかわらず、その場所は依然として水没したままでした。3枚目の写真では、ブトゥアノン川沿いの洪水防止壁が写っており、2か月前に修理されたばかりでしたが、最近の台風で再び破壊されました。この地域には洪水防止のために11億9600万ペソが投入されたと報告されています。
セブ州知事のパム・バリクアトロ氏は、州に割り当てられた260億ペソの洪水対策予算の目に見える成果がないことに対するフラストレーションを表明しました。彼女は、2025年11月4日の早朝に連続した雨と強風が襲った後、セブ市の半分以上が洪水の影響を受けたと指摘しました。
バリクアトロ知事は、これらのプロジェクトの進捗を求めるだけでは不十分であり、資金が適切に使用されていることを確認するために明確な監査と責任が必要であると強調しました。また、公共事業道路省(DPWH)や地元の役人と協力してプロジェクトを見直すことを約束しました。
【用語解説】
– マナンガ川:セブ州タリサイ市を流れる川。
– ブトゥアノン川:セブ州を流れる川の一つ。
– 台風ティノ:フィリピンを襲った台風の名称。