貧困を見過ごさないで:タグレ枢機卿の訴え

枢機卿タグレ「貧しい人々を無視する言い訳はない」と述べる

枢機卿ルイス・アントニオ・タグレは日曜日に、特に貧しい人々を大切にするようフィリピン人に呼びかけ、「困っている人々を無視する言い訳はない」と述べました。

バチカンの福音宣教省のプロ・プレフェクトであるタグレ枢機卿は、富や社会的地位が他者との交わりを妨げたり、貧しい人々や社会的に疎外された人々の中にキリストを認識することを妨げたりしてはならないと強調しました。

「皆と交わりを持たないことに言い訳はありません。結局のところ、私たちは皆、塵からできています。私たちは皆、貧しいのです。私たちは皆、神の摂理に依存しています」と枢機卿は付け加えました。

その日の後、教皇レオ14世はバチカンのサン・ピエトロ大聖堂で約6,000人の巡礼者と共に「貧しい人々の聖年」を記念するミサを執り行いました。

「正義なくして平和はあり得ません」と教皇は述べ、移民問題や無視された苦しみが、多くの人を取り残す進歩の神話を浮き彫りにしていると付け加えました。

また、教皇は慈善活動家やボランティアに感謝し、貧しい人々を助ける彼らの努力を称賛し、彼らを教会の信仰と連帯の行動の生きた証人と呼びました。

【用語解説】
– 枢機卿(すうききょう):カトリック教会における高位聖職者の称号で、教皇を選出する権利を持つ。
– バチカン:ローマ市内にあるカトリック教会の中心地で、教皇が住む場所。
– 福音宣教省:カトリック教会の組織で、福音の宣教活動を担当する部門。


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