フィリピン汚職疑惑、ザルディ・コ氏の行方は?

逮捕状の中で、オンブズマンのレムラ氏がザルディ・コ氏について語る

オンブズマンのジーザス・クリスピン「ボイング」レムラ氏は、日本で最後に目撃されたとされるザルディ・コ氏が逃げられないと主張しました。

フィリピンでの洪水対策の混乱の中、辞任したアコ・ビコル党の代表であるザルディ・コ氏は、ボンボン・マルコス大統領と元下院議長のマーティン・ロムアルデス氏を汚職の疑いで名指ししました。コ氏は、数十億の洪水対策汚職の中心人物の一人とされています。

コ氏によれば、マルコス・ジュニア氏が2025年の国家予算に1000億ペソの予算挿入を命じたとされ、その命令は当時の議長ロムアルデス氏、当時の行政長官ルーカス・ベルサミン氏、そして当時の予算長官アメナ・パンガンダマン氏によって確認されたとされています。また、マルコス・ジュニア氏とロムアルデス氏が560億ペソのキックバックを全て受け取ったと主張しました。

彼の主張以前から、元下院議員に対して国に戻り、彼に対する告発に直面するよう求める声が多くありました。しかし、彼は自身の安全が心配だと主張しています。

ザルディ・コ氏は、元下院議長のマーティン・ロムアルデス氏が、彼が話すなら撃つと脅したと主張しました。彼によれば、国に戻れば殺されるかもしれないと電話で言われたともされています。

ザルディ・コ氏の主張の中で、オンブズマンのボイング・レムラ氏は、彼が国に戻ることを決めた場合、フィリピン政府が彼に保護を提供する準備があると強調しました。レムラ氏によれば、証人は生きている必要があります。最近、彼は元下院議員について語りました。

「ここでは騙されません。法的権限がある限り、彼を捕まえます」とオンブズマンはdzBB Supre Radyoに語りました。

レムラ氏によれば、ザルディ・コ氏に対しては、既に告発がなされているため、国際警察(インターポール)に赤色通知が出される予定です。さらに、報告によれば、オンブズマンは内務地方自治省(DILG)が外務省(DFA)に彼のパスポートを取り消すよう要請することも確認しました。

最近、ボンボン・マルコス大統領は、フィリピンでの洪水対策調査について「報告」を行いました。彼は、ザルディ・コ氏を含む18人が逮捕状に直面していることを発表しました。また、フィリピン国民に対して安心のメッセージを送りました。

【用語解説】
– アコ・ビコル党:フィリピンの政党の一つで、特定の地域や利益を代表する政党。
– インターポール:国際刑事警察機構、国際的な警察協力を行う組織。
– 赤色通知:インターポールが発行する国際的な逮捕要請。


オリジナルサイトで読む