マニラのトンド地区にある16世紀の教区教会が、フィリピンで最新の小バシリカとして認定されました。
アルキオセサン・シュライン・アンド・パリッシュ・オブ・サント・ニーニョ・デ・トンドは、現在「サント・ニーニョ・デ・トンド小バシリカ」となりました。
教区は月曜日に、マニラ大司教区からの昇格通知を受けた直後にバチカンの布告を発表しました。
「この意義深い瞬間は、聖父の布告の公式な伝達を示し、小バシリカとしての新しい称号に向けた旅の重要な一歩です」とシュラインは述べました。
「この祝福に感謝しつつ、私たちはこの恵みに満ちた節目の次の章を楽しみにしています」と付け加えました。
1572年に設立されたこのシュラインは、ルソン地方で最初の教区教会とされ、タンボボン(マラボン)、カローカン、パンパンガのベティス、ブラカンのカルンピットが初期のベシタス(※礼拝所)でした。
長年にわたり、信仰の再生や幼子イエスとの出会いを求める信者たちが訪れる巡礼地となっています。
バシリカは、その美しさ、歴史的意義、または信仰における重要性から、教皇によって特別な認識を受けた教会です。
バシリカは「カテドラ」(司教の椅子)に由来するカテドラルである必要はなく、多くのバシリカはカテドラルではありません。同様に、多くのカテドラルはバシリカではありませんが、一部の教会は両方の称号を持っています。
フィリピンには現在、フィリピンカトリックシュライン巡礼協会(ACSP)によると、29の小バシリカがあります。
バシリカとして、シュラインはオムブレリーノ(黄色と赤の絹の天蓋)とティンティナブルム(教皇訪問時に伝統的に使用される棒に取り付けられた鐘)を受け取ります。これらは共に新しい地位を象徴しています。
また、バシリカはそのファサードにバチカン市国の紋章を、そしてその家具や典礼用品に聖ペトロの交差した鍵を表示する特権を得ます。
【用語解説】
– ベシタス: 礼拝所。教区教会に属する小さな礼拝施設。