フィリピン政府に失望、サラ副大統領の本音

副大統領サラ・ドゥテルテ、フィリピン政府の誠意欠如を指摘

サラ・ドゥテルテ副大統領は、フィリピン政府に対して助言を与えることを拒否し、その理由として国民に対する誠意の欠如を挙げました。

政府内の大規模な汚職問題により、多くのフィリピン国民が失望しています。数人の上院議員、下院議員、公共事業道路省(DPWH)の役人が、数十億ペソ規模の洪水対策汚職に関与しているとされています。この問題を調査するために、独立インフラ委員会(ICI)が設立されました。

ICIはフェルディナンド「ボンボン」マルコス・ジュニア大統領の命令で設立されました。しかし最近、大統領自身も数十億ペソ規模の汚職に関与しているとされています。

ザルディ・コ氏は、マルコス・ジュニア大統領と元下院議長マーティン・ロムアルデス氏が、2025年の国家予算における1000億ペソの予算挿入を首謀したと主張しました。

アコ・ビコル党の元代表であるコ氏は、マルコス・ジュニア大統領とロムアルデス氏が560億ペソのキックバックを自分たちのために得たと主張しました。大統領に対する告発の中で、大統領府は元下院議員の主張が宣誓の下で行われたものではないと強調しました。

マラカニアン宮殿は、ザルディ・コ氏にフィリピンに戻り、宣誓の下で証言するよう求めました。大統領府の広報官であるクレア・カストロ弁護士も、コ氏が調査を止めたいがために大統領を指摘したと主張しました。

サラ・ドゥテルテ副大統領によれば、フィリピン政府は国民に対するサービスにおいて誠意を示していないとされています。彼女は、もはや政府に助言を与えたくないと強調しました。

「私はもう彼らに助言をしたくありません。なぜなら、彼らが国民に対して誠意を持っていないことが見えているからです」と副大統領は述べました。

最近、大統領の妹であるアイミー・マルコス上院議員が、彼が違法薬物を使用していると告発したことを受けて、大統領に辞任を求める声が高まっています。サラ・ドゥテルテ副大統領は、もしマルコス・ジュニア大統領が辞任した場合、彼女が大統領になる準備ができているかどうかを問われました。

【用語解説】
– マラカニアン宮殿:フィリピン大統領の公式官邸および執務室。
– アコ・ビコル党:フィリピンの地域政党で、ビコル地方の利益を代表する。


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