ボンボン・マルコス氏、SONA準備を即時中止命令

ボンボン・マルコス大統領は、今後の第4回国家演説(SONA)に関連するすべての準備を即時中止するよう命じました。

フィリピンのいくつかの地域は、南西モンスーン(ハバガット※)の影響で深刻な洪水に見舞われています。悪天候による危険のため、住民の避難が呼びかけられた地域もあります。

内務地方自治省(DILG)は、内務大臣ジョンヴィック・レムラ氏がボンボン・マルコス大統領に要請した通り、「ワラン・パソク(※)」の発表権限を最近取得しました。彼は、組織的な決定が、悪天候時に人々の安全のために授業や仕事を中止するための正確でタイムリーな対応を可能にすると述べました。

フィリピンでのハバガットの影響の中、フィリピン国民は7月28日のボンボン・マルコス大統領の第4回SONAを楽しみにしています。しかし、GMAニュースの報道によると、国の一部地域が南西モンスーンの影響と戦っているにもかかわらず、年次イベントの準備が進行中であることに大統領は不満を抱いています。

報道によれば、政府の一部職員がマルコス・ジュニアの第4回SONAのための準備を続けているという報告は、大統領にとって好ましくないものでした。大統領府は声明を通じて、SONA関連のすべての準備を即時中止することを発表しました。

ルーカス・ベルサミン行政長官のオフィスが発表した声明によれば、公共事業道路省と関係機関は、洪水の対応と救援活動に集中するよう命じられています。報道によると、大統領はすべての努力を公共の安全に集中させることを望んでいるとも述べられています。

年次演説を前に、副大統領サラ・ドゥテルテ氏は、ボンボン・マルコス大統領の第4回SONAを欠席することを確認しました。これが実現すれば、副大統領がこの年次イベントを欠席するのは2回目となります。

ドゥテルテ氏によれば、彼女は韓国でフィリピン人と会う予定です。彼女のオフィスが招待に応じたにもかかわらず、下院事務総長は副大統領のために席を確保すると述べました。

副大統領の他に、ドゥテルテ氏の盟友として知られるバト・デラ・ロサ上院議員も、マルコス・ジュニアの第4回SONAを欠席することを表明しました。

【用語解説】

– ハバガット(Habagat): フィリピンにおける南西モンスーンのこと。
– ワラン・パソク(walang pasok): 学校や仕事の休校・休業を意味するフィリピンの用語。