マルコス大統領夫人、マニラで洪水被災者に支援物資配布

フィリピンのファーストレディ、リザ・マルコス氏は、マニラで悪天候の影響を受けたフィリピンの人々に「チャリティンバ(※)」の食料パックを配布しました。

フィリピンは現在雨季にあり、南西モンスーン、すなわちハバガット(※)が国内のいくつかの地域で洪水を引き起こしています。ボンボン・マルコス大統領は、この状況を鑑みて、彼の次回の国情演説(SONA)の準備を即座に中止するよう指示しました。

マルコス大統領は7月28日に第4回国情演説を行う予定ですが、現在はハバガットの影響を受けたフィリピンの人々を支援することに全力を注ぎたいと考えています。彼は内務地方自治省(DILG)に、悪天候のための休校を発表する権限を与えました。

ボンボン・マルコス大統領は現在、アメリカでドナルド・トランプ大統領との会談のために滞在しています。彼がアメリカにいる間、ファーストレディのリザ・マルコス氏は国内に留まり、最近悪天候の影響を受けたフィリピンの人々を支援しました。

ファーストレディのリザ・マルコス氏のソーシャルメディアアカウントの投稿によれば、彼女はマニラのレガルダ地区の住民に「チャリティンバ」を配布しました。ファーストレディによれば、彼女の「ボッシング(※)」、つまり夫であるボンボン・マルコス大統領は、南西モンスーンの影響を受けたフィリピンの人々を支援するために国内にいたいと望んでいるようです。

リザ・マルコス氏が配布した「チャリティンバ」パックには、すぐに食べられる食事、3キログラムの米、缶詰食品、その他の必需品が含まれています。この投稿によれば、大統領の妻はフィリピン慈善宝くじ事務局(PCSO)のメル・ロブレス総支配人とフィリピン国家警察(PNP)のニコラス・トーレIII警察長官と共に同行しました。

フィリピンが南西モンスーンの影響と戦う中、ボンボン・マルコス大統領は、気候変動の課題に直面する際に必要なサービスを提供するために政府がここにいることをフィリピンの人々に保証する声明を発表しました。彼は、このような状況に対応するために政府の能力を強化することを確実にすると公衆に保証しました。

大統領はまだ国内に戻っていません。アメリカのドナルド・トランプ大統領は、ボンボン・マルコス大統領について多くの称賛の言葉を述べています。

【用語解説】

– チャリティンバ(charitimba): チャリティ活動の一環として配布される食料パックの名称。
– ハバガット(Habagat): フィリピンにおける南西モンスーンの呼称。
– ボッシング(bossing): 上司やリーダーを指すフィリピンの俗語。ここではファーストレディが夫を指して使用。