カビテ州、フィリピン — タンザの町で、友人同士の学生たちが楽しく川で泳いでいたところ、ハバガット(※)と台風による絶え間ない雨の影響で川が急に増水し、そのうちの一人が強い流れに流されるという悲劇が起こりました。
16歳の女子学生の遺体は、一昨日の午後、カビテ州タンザのカリブヨ川で発見されました。
警察の報告によると、午後4時にフィリピン沿岸警備隊(PCG)の隊員が、カリブヨ川で遺体を発見しました。遺体は、同地カリブヨ地区タンザに住むライカ・シム・コスタレスさんと確認されました。
タンザ警察によると、被害者は友人たちと一緒に大雨の中で川で泳いでいたとのことです。
近隣住民は、大雨のため川で泳がないようにと友人たちに警告しましたが、彼らはそれを無視したとされています。
予期せぬ事態で、川の水位が急に上昇し、流れが強くなったため、女子学生はすぐに流されてしまいました。
タンザ警察と市災害リスク軽減管理局(CDRRMO)の救助隊は、川に流されている大きなウォーターリリー(※)のために捜索が困難でしたが、最終的に浮いている遺体を発見しました。
【用語解説】
– ハバガット(Habagat): フィリピンで南西から吹く季節風で、特に雨季に多くの雨をもたらす。
– ウォーターリリー(Water Lily): 水生植物の一種で、川や湖に浮かぶことが多い。