マニラ、フィリピン発 — フィリピン麻薬取締局(PDEA)のエージェントが、麻薬取引の作戦中に頭を撃たれ、4日間の闘病の末、昨日亡くなりました。
亡くなった被害者はラフィー・エスコビドさんと確認され、彼は日曜日の午後9時15分にラグナ州カランバ市で行われた麻薬取引作戦中に、2人の麻薬容疑者に頭を撃たれ、病院で観察されていました。
情報によれば、被害者はカランバ市のバランガイ・リアルにあるモールの駐車場で、麻薬容疑者の「マーク」という偽名の人物とその2人の仲間に対して、おとり購入者として行動していました。
麻薬の受け渡し中に、被害者の仲間が現れたことで、容疑者たちは取引相手が当局であることに気付きました。
ここで容疑者たちは銃を取り出し、当局に向けて発砲し、銃撃戦の中で被害者は頭を撃たれました。
容疑者たちは、ダークグレーの車(ナンバープレート:NIN-5940)に乗って逃走し、ナショナルハイウェイに向かいました。
PDEAは、エスコビドさんの死が無駄にならないよう、容疑者の逮捕を諦めないと確約しています。
【用語解説】
– バランガイ(※):フィリピンの最小行政区画で、日本の「町内会」や「自治会」に相当する。
– おとり購入者(poseur buyer)(※):麻薬取引などの捜査で、捜査官が買い手を装って容疑者と接触する役割。