ダバオターミナルで運転手と乗客が自転車を巡り争う

パナボ市、ダバオ・デル・ノルテのバスターミナルで、バスの運転手と乗客が激しい口論の末、物理的な喧嘩に発展しました。

公共交通機関では、バスやジープニー(※)、電車、その他の交通手段に乗る際に意見が合わず誤解が生じることがあります。これらの瞬間は、例えば席が取られていると思い込んだり、スペースがないのに自転車のような大きな荷物を持ち込もうとすることから始まることがあります。

2025年7月17日(木)、バスの運転手と乗客の激しい口論が物理的な喧嘩に発展し、バスターミナルは緊張に包まれました。この出来事はすぐにソーシャルメディアで拡散されました。

ビデオには、乗客が運転手を押さえつけ、何度もパンチを浴びせる様子が映っています。数人の男性が急いで喧嘩を止めに入りましたが、運転手も反撃のパンチを繰り出す場面が見られました。

警察の調査によると、喧嘩は乗客が自転車をバスに持ち込もうとしたことが発端でした。運転手は、バスがすでに満員で自転車を収容できないと説明し、これが原因で単純な意見の相違が拳の応酬に発展しました。

目撃者によれば、どちらも引き下がらず、口論が激化しました。事件はすぐに手に負えなくなり、ターミナルの真ん中でお互いに打撃を加え合う事態となりました。喧嘩の後、運転手と乗客は拘束され、引き離されました。

ダバオ・デル・ノルテ警察県事務所の当局は、両者が互いに対して身体的傷害の訴えを検討していることを確認しました。

誰も重傷を負わなかったものの、この事件は多くの乗客を動揺させ、ターミナルの運営を混乱させました。また、公共の場での紛争の対処法や、狭くストレスの多い環境でいかに緊張が高まるかについての議論を呼び起こしています。

類似の事件では、トライシクル(※)の運転手と乗客が宗教的な意見の相違をめぐって物理的な喧嘩に発展しました。

【用語解説】

– ジープニー(※):フィリピンで一般的な公共交通手段で、ジープを改造した乗り合いバス。
– トライシクル(※):フィリピンで広く利用されている三輪タクシー。