コタバト市、フィリピン — 中央ミンダナオのテドゥライ(※)コミュニティの部族長が、金曜日の午後に待ち伏せ攻撃で殺害されました。2018年以降、この地域で残忍に殺害された部族の指導者は87人目であり、いずれの事件も未解決のままです。
土曜日に発表された地元の行政官とバンサモロ自治地域警察局の報告によると、ニカシオ・ミンド氏は妻ディンディンさんと共にマルチキャブを運転していた際、マグインダナオ・デル・スル州サウス・ウピのバランガイ・ロモンガオブにあるシティオ・レナンのハイウェイで待ち伏せしていた男たちに銃撃されました。
ミンド氏はこの待ち伏せ攻撃で銃弾を受け即死し、妻は負傷して現在病院で治療を受けています。
サウス・ウピ市警察署とテドゥライ(※)コミュニティの指導者たちによると、襲撃者たちはバイクを使って素早く逃走しました。指導者の中には選挙で選ばれた地元の行政官も含まれています。
中央ミンダナオの警察と陸軍の記録によれば、ミンド氏は過去7年間でこの地域で待ち伏せ攻撃により殺害された87人目のテドゥライ(※)部族長です。
【用語解説】
– テドゥライ(Teduray): フィリピンのミンダナオ島に住む先住民族の一つで、独自の文化と伝統を持つコミュニティ。