ベルモンテ市長、QRFに5000万ペソ拠出

マニラ、フィリピン — ケソン市政府は、災害の際に地方自治体のニーズに対応するため、5,000万ペソのクイックレスポンス基金(QRF)を割り当てました。

ケソン市のジョイ・ベルモンテ市長によると、この金額のうち、2,000万ペソは河川の護岸(リプラップ)などの修復が必要なバランガイ(※)のために、1,000万ペソは市の保健局に追加の薬品購入のために、1,000万ペソはケソン市災害リスク削減局に職員用のゴムボートやブーツなどの装備購入のために、そして1,000万ペソは障害者オフィスに車椅子やその他の障害者用機器購入のために割り当てられます。

ベルモンテ市長は、地方自治体の施設や装備は十分であるものの、現在の災害が深刻化しているため、今後の追加のニーズに対応するためにこの基金を使用すると述べました。

先に、ベルモンテ市長は、ケソン市の排水マスタープランを実現し、都市の洪水問題を解決するために、ケソン市地方自治体(LGU)には270億ペソの資金が必要であると述べました。

「今後3年間で、2028年にはケソン市で洪水が発生しないことを夢見ています。そのため、現在、都市での洪水を防ぐためのすべての緩和策を実施しています」と市長は述べました。また、ケソン市地方自治体は、172の洪水緩和プログラムに42億ペソを費やしており、その結果、都市での水の引きが早くなっていることが明らかになりました。

【用語解説】

– バランガイ(※): フィリピンにおける最小の行政区画で、日本の町内会に相当する。