マニラ、フィリピン発 — フィリピンの全国的な交通団体「Pagkakaisa ng mga Samahan ng Tsuper at Operator Nationwide (PISTON)」の元全国会長であるジョージ・サン・マテオ氏、通称「カ・ジョージ」氏が、60歳で逝去されました。
団体の発表によると、サン・マテオ氏は7月25日金曜日の午後9時頃、心臓発作により亡くなられたことが確認されました。
「カ・ジョージ氏は、ジープニー運転手、オペレーター、労働者の権利と福祉のために戦う恐れを知らないリーダーであり活動家として全国的に知られていました」と団体は声明で述べています。
サン・マテオ氏は、PISTONの全国会長になる前は、運転手およびオペレーターとして活動していました。
彼は、燃料価格の上昇や政府のジープニー廃止プログラムに反対するストライキを主導したことで知られています。
2017年には、当時のロドリゴ・ドゥテルテ大統領の政権下で交通ストライキを主導したとして逮捕されましたが、2020年に無罪となりました。
【用語解説】
– ジープニー: フィリピンで一般的な公共交通手段で、改造されたジープを指します。
– カ・ジョージ: 「カ」はフィリピンで親しみを込めて使われる敬称で、ジョージ・サン・マテオ氏の愛称です。