マニラ、フィリピン発 — フィリピン運輸省(DOTr)は、1970年代に運行していた「ラブバス(※)」を今年中に再び路上に戻すことを目指しており、その象徴的なデザインが公開されました。
ボンボン・マルコス大統領の指示に従い、「ラブバス」は無料乗車を提供する予定です。
この試験運行はダバオとセブで行われ、その後ビサヤとミンダナオで続けられる予定です。
DOTrのFacebook投稿では、「ラブバス」の画像も公開されました。バスは青色で、側面には「バゴン・ピリピナス(※)」のロゴと赤とピンクの2つのハートが描かれており、「ラブバス」という言葉が書かれています。
「こちらが、運輸省(DOTr)が国内のさまざまな場所で展開を開始する予定のラブバスのデザインです」とDOTrの投稿で述べられています。
運輸大臣のビンス・ディゾン氏によれば、年内に全国的なプログラムとして実施されることを期待しているとのことです。
「大統領の意向をすぐに実行に移し、通勤者の皆さんのために取り組みます。この『ラブバス』については、今後数週間で検討を行います。年内に全国的なプログラムとして開始できることを期待しています」とディゾン氏は述べました。
このバスは、当時国内で唯一のエアコン付きバスでした。
【用語解説】
– ラブバス(Love Bus): 1970年代にフィリピンで運行されていた象徴的なバスサービス。
– バゴン・ピリピナス(Bagong Pilipinas): 「新しいフィリピン」を意味するフレーズで、フィリピンの国家再建や改革を象徴するスローガン。