ロムアルデス氏、ドゥテルテ弾劾判決に声を上げるよう下院に呼びかけ

マーティン・ロムアルデス下院議長は、副大統領サラ・ドゥテルテの弾劾事件に関する最高裁判所の判決について、議員たちに沈黙しないよう呼びかけました。

最高裁判所は、副大統領サラ・ドゥテルテに対する弾劾条項を「違憲」と宣言しました。裁判所は、弾劾事件に関する1年の禁止規定に違反していると判断しました。この決定は、裁判官13対0の判決で下されました。

マラカニアン宮殿は以前、最高裁判所の判決を尊重するよう国民に呼びかけましたが、後にその判断を尊重することが必ずしも宮殿がそれに同意することを意味しないと明言しました。事件の被告である下院は、憲法上の義務を引き続き果たすと強調しました。

マーティン・ロムアルデス下院議長が率いる下院は、今年2月に副大統領サラ・ドゥテルテを弾劾しました。上院に送られる前に、副大統領に対して3件の弾劾申し立てが提出されていました。

第20回国会の開会に伴い、レイテ州第1区のマーティン・ロムアルデス議員は下院議長としての地位を維持しました。最近、下院議長に再選された後、彼は副大統領サラ・ドゥテルテに対する弾劾条項に関する最高裁判所の判決についての立場を含む演説を行いました。

インクワイアラーの報道によれば、マーティン・ロムアルデス下院議長は同僚の議員たちに「一線を引く」よう促しました。また、「弾劾を開始する権限はこの議会の専権である」と強調しました。

ロムアルデス議長は、副大統領サラ・ドゥテルテの弾劾事件における最高裁判所の決定を下院が認識していると改めて述べました。しかし、報道によれば、下院議長は議員たちにこの問題について黙っているだけではいけないと呼びかけました。

「最大限の敬意をもって申し上げます。最高裁判所は発言し、我々はその決定を認識しています。しかし、国民の下院が沈黙して頭を下げたとは言われたくありません」とマーティン・ロムアルデス下院議長は述べました。

以前、元上院議員で現在はマママヤン・リベラル(※)党リストのレイラ・デ・リマ議員は、ドゥテルテ氏の弾劾事件に関する最高裁判所の判決は「手続き的に疑わしい」と主張しました。

【用語解説】

– マラカニアン宮殿: フィリピンの大統領官邸。
– マママヤン・リベラル: フィリピンの政党リスト。