昼食抜きで稼ぐジープニー運転手の苦境

多くの運転手にとって、生活費を稼ぐことが燃料価格の上昇により一層困難になっています。その一人が、30年以上にわたり道路を走ってきたジープニー運転手のエルマー・タノさんです。

「本来なら700ペソ稼げるはずが、今では300ペソしか持ち帰れません」とタノさんは語りました。

彼の収入の大部分は燃料費に消えます。通常のルートを数回走るだけで、すでに800ペソ以上をディーゼル燃料に費やしています。その上、運行業者に境界料金(※運行費用)を支払う必要があります。これらの費用を差し引くと、彼自身の生活や家族のために残る金額はわずかです。

この状況に対処するために、エルマーさんは食事を削減し始めました。1日3食の代わりに、朝食と夕食だけに制限しています。昼食は抜き、小さな軽食で済ませて節約しています。

「今は2回しか食べません。朝と夜だけです。昼は軽食だけにしています。食事をしようとすると、もう何も残りません。食べ物の値段が本当に高くなっていますから」と彼は付け加えました。

【用語解説】
– ジープニー:フィリピンで一般的な公共交通手段の一つで、ジープを改造した乗り合いバス。
– 境界料金:運行業者に支払う運行費用。
– ディーゼル燃料:ジープニーで一般的に使用される燃料。


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