ローマ発—教皇レオ14世は日曜日、次回の世界青年の日が2027年8月3日から8日にかけて韓国のソウルで開催されることを正式に発表されました。
この発表は、ローマで行われた「青年の聖年」の閉会ミサで行われました。このイベントには、約100万人の若い巡礼者が永遠の都に集まり、信仰を祝う1週間の行事を経て、教皇がトール・ヴェルガタで行ったミサで締めくくられました。
「この聖年の後、若者たちの『希望の巡礼』は続き、私たちをアジアへと導きます」と教皇はメッセージで述べ、ローマの東10マイルに位置するトール・ヴェルガタの広場でアンジェラスの祈りを捧げる前にこう語られました。
「私は、2年前にリスボンで教皇フランシスコが拡げた招待を改めてお伝えします」と述べ、2023年のポルトガル・リスボンでの世界青年の日に言及されました。
次回の世界青年の日のテーマは、ヨハネによる福音書から取られています。最後の晩餐でイエスが弟子たちに語った言葉を思い起こす一節です:「勇気を出しなさい。私は世に勝ったのです。」
「私たちの心に宿る希望こそが、復活したキリストが悪と死に勝利したことを宣言する力を与えてくれます」と教皇レオは述べられました。
「そして、希望の若い巡礼者であるあなたたちは、地の果てまでこれを証言するのです!ソウルでお会いできることを楽しみにしています。共に夢を見続け、共に希望を持ち続けましょう」と続けられました。
韓国は、1995年のフィリピンに続いて、世界青年の日を開催する2番目のアジアの国となります。
その年のマニラでの閉会ミサには、500万人以上の人々が集まったと推定されており、このイベントの記録となっています。
韓国には約600万人のカトリック信者が存在し、これは人口の約11%にあたると、2022年の韓国カトリック司教協議会の統計が示しています。
ソウル大司教区は、2027年のイベントには70万人から100万人が参加し、そのうち20万人から30万人が国際的な巡礼者であると見込んでいます。
【用語解説】
1. 世界青年の日(World Youth Day) – カトリック教会が主催する若者のための国際的なイベント。
2. 聖年(Jubilee) – カトリック教会における特別な祝年。
3. アンジェラス(Angelus) – カトリック教会の祈りの一つで、特に正午に行われることが多い。
4. トール・ヴェルガタ(Tor Vergata) – ローマの東に位置する地域。
5. 大司教区(Archdiocese) – カトリック教会における大司教が管轄する教区。
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