コタバト市、フィリピン — コタバト市のバランガイ・ポブラシオン5で金曜日に行われたおとり捜査により、38歳の母親とその未成年の娘が約340万ペソ相当のシャブ(※メタンフェタミンの一種)を警察に販売したとして直ちに拘束されました。
ファリダ・バイ・モンタールさん(38歳)とその16歳の娘は、バランガイ・ポブラシオン5のある場所でシャブを販売した相手が実は私服警官であることに気づき、自ら逮捕に応じました。
土曜日に報告されたところによりますと、バンサモロ自治地域警察局のジェイセン・デ・グズマン准将は、薬物取締グループ特別作戦部隊15と、ジビン・ボンカヤオ大佐が指揮するコタバト市警察署の様々な部隊の合同によるおとり捜査が成功し、母娘の逮捕に至ったと述べました。
デ・グズマン准将によれば、この作戦が成功したのは、バランガイの役員や、ブルース・マタバラオ市長が議長を務めるコタバト市平和秩序評議会の多部門メンバーの支援があったからだとしています。
モンタールさんは既に拘留されており、16歳の娘はバンサモロ自治地域警察局とコタバト市の地方自治体の共同管理下に置かれています。
【用語解説】
1. シャブ: メタンフェタミンの一種で、違法薬物として取り締まられています。
2. バランガイ: フィリピンの最小行政単位で、日本の町内会に似た地域コミュニティ。
3. バンサモロ自治地域: フィリピン南部に位置する自治地域で、イスラム教徒が多く住んでいます。
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