バト・デラ・ロサ氏はハーグに送られるのか? 妻が当局に阻止を要請
フィリピンの上院議員ロナルド「バト」・デラ・ロサ氏の妻、ナンシー・デラ・ロサ氏が、夫がハーグに送られる可能性を阻止するよう当局に訴えました。
ナンシー氏は、国際刑事裁判所(ICC)からの逮捕状が出ている中、夫をオランダのハーグに送らないよう当局に求めました。
「権力を持つ人々がもう一人のフィリピン人を自主的に引き渡すことを許可することは、この事件を扱う能力が弱く、無力であると認めることです。したがって、国際裁判所の介入が必要なのです」とバト氏の妻は述べました。
さらに、彼女はこの問題に直面している当局に対し、毅然とした態度を取るよう訴えました。「どうか国民への責任を放棄しないでください。主権を守るために戦ってください。あなたの決定は歴史に刻まれます。どうかそれを大切にしてください」と彼女は続けました。
バト・デラ・ロサ上院議員は、前大統領の物議を醸した反麻薬キャンペーン、通称「麻薬撲滅戦争」の共犯者の一人とされています。
前大統領ドゥテルテ氏は、彼の政権の反違法薬物キャンペーンに関連した人道に対する罪の疑いで、現在ICCの管理下にあります。
一方、国家捜査局(NBI)は、ICCが発行した逮捕状に関連して、上院議員の所在を追跡しており、3つの可能性のある場所について手がかりを得ていると報じられています。
この問題は国民の関心を引き続き集めており、国家主権、責任、そして人権侵害の疑いがある事件における国際裁判所の役割についての議論を引き起こしています。
事態が進展する中、ナンシー・デラ・ロサ氏の公の訴えは、現在フィリピンで最も注目されている問題の一つであるバト・デラ・ロサ上院議員を巡る政治的・法的状況に新たな層を加えています。
【用語解説】
– ハーグ:オランダにある国際裁判所の所在地。
– 国際刑事裁判所(ICC):国際的な犯罪を裁くために設立された国際機関。
– 国家捜査局(NBI):フィリピンの主要な捜査機関。
