フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、熱帯低気圧ポドゥルに関する最新情報を発表いたしました。
最新の情報によりますと、熱帯低気圧ポドゥルは西北西に移動しながら勢力を強めております。中心付近の最大風速は85 km/h、最大瞬間風速は105 km/h、中心気圧は996 hPaです。15 km/hの速度で移動しており、すべての利用可能なデータに基づくと、その中心はルソン島北端の東2,315 km(北緯21.0度、東経144.1度)に位置しています。
一般的な予測によれば、今後5日間でこの熱帯低気圧がフィリピンの天候や海況に影響を与える可能性は低いとされています。
最新の予報によりますと、ポドゥルは8月9日まで西北西に進み、その後8月10日から11日(月曜日)にかけて徐々に西に進路を変える見込みです。進路予測では、この熱帯低気圧がフィリピン領域(PAR)に入るのは、日曜日の夜遅くから月曜日の早朝にかけてと予想されています。
ポドゥルはさらに勢力を強め、8月9日の朝までに強い熱帯低気圧のカテゴリーに達すると予測されています。日曜日までにはさらに勢力を強め、台風に発達する可能性もあります。
フィリピン領域内に入ると、「ゴリオ」と命名されます。
一方、PAGASAのファビアンPHに関する最新情報によりますと、この熱帯低気圧の中心はすでにフィリピン領域を抜けており、今後直接的に影響を与えることはないとされています。以前の予報でも、ファビアンはPARから遠ざかるにつれて徐々に弱まると示されていました。
ファビアンは2025年8月に発生した最初の熱帯低気圧であり、フィリピンの監視区域に入った6番目の熱帯低気圧です。
【用語解説】
1. PAGASA(パガサ):フィリピン大気地球物理天文局。フィリピンの気象予報を担当する政府機関。
2. PAR(フィリピン領域):フィリピンの気象監視区域。フィリピンの気象当局が監視する範囲。
3. ポドゥル:熱帯低気圧の名称。フィリピン領域に入ると「ゴリオ」と命名される予定。
4. ゴリオ:ポドゥルがフィリピン領域内に入った際に付けられる名称。
5. ファビアン:2025年8月に発生した熱帯低気圧の名称。
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出典