亡くなった高齢者の家族が、故人の年金がまだ請求されていることを発見
マニラにおいて、亡くなった高齢者10人以上の年金が、死亡後も数年間にわたり請求され続けていたとされています。
そのリストには、サンタアナ地区に住んでいた84歳のサントス・コンデさんの名前も含まれていました。家族によると、彼は約4年前に亡くなったとのことです。しかし、地元政府から毎月の社会年金500ペソが誰かによって請求され続けていると知り、驚きを隠せませんでした。
また、4年前に亡くなったエフレン・デラ・ロサさんの年金も、まだ請求されているとされました。エフレンさんの兄弟が年金を受け取りに行った際に、彼の名前が受給者リストに残っていることに気づいたのです。
この事態を重く見た家族は、すぐにマニラ市の高齢者福祉局(OSCA)に助けを求めました。確認の過程で、2026年1月から3月分の年金支給に関するサントスさんとエフレンさんの名前で署名された文書が見つかりました。
さらに調査を進めたところ、同じ地区の少なくとも10人の亡くなった高齢者がまだ受給者としてリストに載っており、彼らの年金が請求され続けていたことが判明しました。
訴えを起こした家族は、支給手続きで使用された文書にアクセスできたのは地区の役人のみであると考えています。家族が問題を報告したことを知った地区長は、問題の不正行為について何も知らないと連絡してきたと伝えられています。
影響を受けた家族は、責任者を追及し法的措置を講じる決意を固めています。亡くなった高齢者の親族は、関与した役人の中には家族と個人的に知り合いであった者もいるため、悲しみと失望を表明しました。
OSCAによる調査が進行中であるほか、家族はすでに警察に訴えを出しています。関係当局は、責任が証明された者は公金横領、公文書偽造、詐欺などの重罪に問われる可能性があると述べています。
内務地方自治省は、まず事件に関する事実確認を行った上で声明を発表する予定です。一方で、マニラ市政府はこの件に関する公式な反応をまだ示していません。
【用語解説】
– バランガイ(地区):フィリピンの行政区画の一つで、日本の町や村に相当します。
– OSCA(高齢者福祉局):フィリピンの地方自治体に設置されている高齢者福祉に関する部署です。
