160人の子ども救出、米国人牧師逮捕

マニラ、フィリピン — 社会福祉開発省(DSWD)は、パンパンガ州メキシコにあるニューライフ・バプテスト教会株式会社が運営する児童養護施設での虐待から160人の未成年者を救出いたしました。

DSWDは、ニューライフ・バプテスト教会株式会社に対し、DSWDの規制違反による3か月から17歳の子供たちへの虐待が確認されたため、停止命令(CDO)を執行いたしました。

DSWDは、アメリカ国籍のジェレミー・ファーガソン牧師が管理するこの施設に対して、出国禁止命令の発行を求めております。

ケソン市での記者会見で、DSWDの規制サービス部門の責任者であるジャネット・アルマス補佐官は、子供たちの親からの苦情に基づき、子供たちは施設で礼拝に参加しただけで、家族のもとに帰されなかったと述べました。

アルマス氏によれば、未成年者が救出された際、彼らは鎖で繋がれており、8人の子供たちは新しい傷やあざが見られたとのことです。

子供たちは、ルバオ、パンパンガにあるDSWDの受け入れ児童養護施設に移され、心理社会的支援や、子供たちを家族のもとに戻すための親や親族の捜索など、さまざまな介入が行われております。

【用語解説】
1. DSWD(社会福祉開発省) – フィリピンの政府機関で、社会福祉と開発に関する政策を担当。
2. Cease and Desist Order(停止命令) – 法的に活動を停止するよう命じる命令。
3. New Life Baptist Church Inc. – パンパンガ州メキシコにある宗教団体が運営する施設。
4. Psycho social processing(心理社会的支援) – 心理的および社会的な支援を提供するプロセス。
5. Hold departure order(出国禁止命令) – 特定の人物が国を離れることを禁止する命令。


出典