三菱商事、アヤラへの出資を3倍に拡大し4,450億フィリピンペソ規模に
フィリピンのコングロマリットであるアヤラ・コーポレーションは、三菱商事が同社への出資比率を現在の4.7%から15%に引き上げると発表しました。この取引は4,450億フィリピンペソ(約7億940万ドル)規模で行われます。これにより、日本企業である三菱商事はフィリピンでの存在感をさらに強めることになります。
取引価格は1株あたり650フィリピンペソで、アヤラの企業価値を約4,030億フィリピンペソと評価しています。これは、アヤラの直近の終値に比べて約22%のプレミアムとなります。
現在、アヤラによると三菱商事の出資比率は4.7%ですが、この取引が完了すると議決権比率も20%に引き上げられる予定です。
この提携強化は、アヤラが共同創業したGCashの親会社であるマイントのIPOから得られる可能性のある利益を見据えたものです。マイントは先週、最大14億7,000万ドル規模での上場承認を受けており、これが実現すればフィリピン史上最大のIPOとなる可能性があります。
三菱商事は、この取引が2026年度中に完了することを見込んでいます。
【用語解説】
– コングロマリット:複数の異なる業種の企業を傘下に持つ巨大企業体。
– IPO:Initial Public Offeringの略で、新規株式公開のこと。
– プレミアム:株式取引において、特定の株価に上乗せされる価格。