SNSで話題の動画が手がかりに、薬物容疑者逮捕

マニラ、フィリピン発 — ソーシャルメディアで拡散された、違法薬物を使用しているとされる人物の動画が、カガヤン・デ・オロ市での買収作戦における逮捕の鍵となりましたと、当局者が発表しました。

逮捕された容疑者は、「ベルタ」と名付けられた21歳の男性で、カガヤン・デ・オロ市カニトアン地区の住民です。

カガヤン・デ・オロ市警察の報告によれば、容疑者からは約4,000ペソ相当のシャブ(※メタンフェタミンの俗称)と疑われる数袋が押収されました。

カガヤン・デ・オロ市警察署(COCPO)の広報担当者、エミリータ・シモン警部補によると、今回の作戦は、容疑者の動画が拡散されたことだけでなく、彼が薬物の密売に関与しているという情報を受け取ったことを受けて実施されました。

調査によれば、薬物依存が進んだため、容疑者はシャブを吸引している様子を自ら撮影し、誇示していたことが判明しました。

警察署で、容疑者はその動画は古いものであり、誰かが彼を脅迫するためにソーシャルメディアに投稿したと主張しました。

【用語解説】
1. シャブ: メタンフェタミンの俗称で、フィリピンでは違法薬物として知られています。
2. カガヤン・デ・オロ市: ミンダナオ島に位置するフィリピンの都市。
3. カニトアン: カガヤン・デ・オロ市内の地区名。
4. 買収作戦: 違法薬物の取り引きを装って行う警察の捜査手法。


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