8月16日土曜日、セブのマンダウエ市で止まない雨が洪水を引き起こしました。
報告によりますと、激しい雨は8月15日に始まり、多くのコミュニティで洪水の原因となりました。
午後10時頃、ブトゥアノン川が氾濫し、パクナアン、カバンカラン、カスンティンガン、ティングブ、ウマパド、マグイカイ、タボック、アランアラン、カンドゥマンなどのいくつかのバランガイ(※地域行政区画)を浸水させました。
これにより、住民たちは避難センターへと避難を続けており、マンダウエ市災害リスク削減管理局(CDRRMO)とバランガイ緊急対応チームが協力して活動を続けています。
一方、8月15日にバランガイ・パクナアンで24歳の男性が、流されたタクシーを救おうとして溺れたとの報告もありました。彼と一緒にいた2人の未成年者は救助されましたが、数時間後に彼の遺体も発見されました。
フィリピン大気地球物理天文局(Pagasa)によれば、セブや他の地域での激しい降雨は、低気圧域(LPA)のトラフの影響によるもので、南西モンスーンまたはハバガット(※フィリピンの季節風)によってさらに強化されたとのことです。
マンダウエ市CDRRMOは、住民に対し、警戒を怠らず、迅速な支援のために当局と連携するよう呼びかけています。
【用語解説】
1. バランガイ – フィリピンの最小の行政区画。
2. ハバガット – フィリピンにおける南西モンスーンの呼称。
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出典