サラ副大統領、海外出張に公費未使用と説明

副大統領サラ・ドゥテルテ氏の海外渡航についての説明

サラ・ドゥテルテ副大統領のオフィスは、彼女が過去1か月に行った複数の海外渡航について声明を発表しました。

今年の半ばにして、サラ・ドゥテルテ副大統領はすでに複数回の海外渡航を行っており、その中には個人的なものも含まれています。彼女はマレーシアのクアラルンプールを訪れ、第127回フィリピン独立記念日の祝賀を主導しました。これは、東南アジア教育大臣機構(SEAMEO)の議長としての任務の一環でした。

マレーシア訪問の後、副大統領サラはオーストラリアへ飛びました。これは6月22日に行われた「フリー・ドゥテルテ・ナウ」の集会を主導するための個人的な旅行でした。彼女は5月末にハーグを訪れ、その後カタール、マレーシア、オーストラリアへと飛びました。

彼女の頻繁な渡航と行方不明の噂が続く中、副大統領オフィス(OVP)は声明を発表しました。彼女のオフィスは、最近の渡航がクウェートであり、そこでフィリピン人コミュニティとの集まりで「彼らのセクターに影響を与える懸念と問題」について話し合ったことを確認しました。

「副大統領の使命の一環として、海外を含むすべてのフィリピン人の福祉を代表し、擁護することが重要であり、彼女がフィリピン人移民コミュニティと積極的に関与し続けることが必要です」と強調しました。

また、彼女は現在オランダのハーグにある国際刑事裁判所の拘置所に拘留されている父親、前大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏の「解放に向けた取り組みを続ける」ことも明らかにしました。

声明はさらに、これらの活動が既存の政府の規則と規制に従っていることを強調しました。また、彼女の海外での活動が「合法であり、公務における責任と一致している」と指摘しました。

さらに、公的資金は使用されていないことも強調されました。能力と予算の制約があるにもかかわらず、ドゥテルテ氏はフィリピン人を支援し続けることに尽力していると述べました。

【用語解説】

1. **SEAMEO(東南アジア教育大臣機構)** – 東南アジアの教育協力を促進するための政府間組織。
2. **フリー・ドゥテルテ・ナウ** – サラ・ドゥテルテ副大統領が主導した集会の名称。
3. **国際刑事裁判所(ICC)** – 戦争犯罪や人道に対する罪を裁くための国際的な司法機関。


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