偽造証明書で出国阻止、NAIAで発覚

マニラ、フィリピン — 入国管理局(BI)は、ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)で偽の海外雇用証明書(OEC)を使用して出国しようとした男性乗客を阻止しました。

BIの移民保護および国境執行部門(I-PROBES)からの報告によりますと、この30歳の乗客は、8月15日にNAIAターミナル3でセブパシフィック航空の香港行きの便に搭乗しようとしていた際、書類の確認のために当局によって止められました。

入国管理局長のジョエル・アンソニー・ビアド氏によれば、乗客は香港での管理職としての職務を示すOECを提示しましたが、調査の結果、そのOECが偽物であることが判明しました。

このため、乗客は搭乗を阻止され、現在さらなる調査を受けています。関係者は、この偽の書類が海外で働こうとする人々をターゲットにした違法なオンライン販売者から入手されたと考えています。

ビアド氏は、「偽造文書の使用は、移民法や労働法に違反するだけでなく、旅行者を搾取や人身売買の危険にさらすことになります」と警告しています。

さらに、ビアド氏は、この容疑者の阻止は、BIと移民労働者省(DMW)の合同の取り組みの結果であると述べました。

【用語解説】
– ニノイ・アキノ国際空港(NAIA):フィリピンの首都マニラにある主要な国際空港。
– 海外雇用証明書(OEC):フィリピンの海外労働者が合法的に国外で働くために必要な証明書。
– セブパシフィック航空:フィリピンの主要な格安航空会社。


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