ラスピニャス公共事業局長、汚職疑惑で解任

マニラ、フィリピン — 公共事業道路省(DPWH)の一部の役人と職員が汚職や不正に関与しているとの疑惑に応じて、ラス・ピニャス–ムンティンルパ地区工事事務所(LPM DEO)の責任者が直ちに交代されました。

LPM DEOの責任者であるイザベロ・バレロス技師は、DPWHメトロマニラ第3地区工事事務所(NCR地域)に直ちに異動され、ルエル・ウマリ技師が後任となりました。これはDPWH長官マニュエル・ボノアンが発行した覚書に基づくものです。

この措置は、ラス・ピニャス単一地区のマーク・アンソニー・サントス議員が、バレロス氏を解任するようボノアン氏に正式に要請してからわずか2週間後に実施されました。要請の理由は、洪水対策資金の移転を含む疑わしい取引があるということです。

サントス議員は、バレロス氏がラス・ピニャスのいくつかのプロジェクトの資金を、地区事務所からDPWHのNCR地域事務所に移すよう求めたことを明らかにしました。この際、市長の事務所、国会議員の事務所、市の工事事務所、または市議会に相談することはありませんでした。

論争の中心となっているのは、バランガイ・マニュヨ・ドスにおける1億4千万ペソのC5迂回道路プロジェクトで、これは今年のラス・ピニャスのインフラ資金総額4億5千50万ペソの中で最大の割り当てです。

文書によれば、2025年6月9日にバレロス氏はDPWH–NCRのモントレクシス・タマヨ補助地域局長に対し、プロジェクトの実施を地域事務所に移すよう求める手紙を提出しました。

この要請は、DPWH地域業務担当補佐官ロレタ・マラルアン氏によって静かに承認され、2025年7月15日にボノアン氏によって確認されました。

ボノアン氏は、基準を満たさないまたは「幽霊」の洪水対策プロジェクトに関与したDPWHの役人と職員に責任を問うことを強調し、適切な刑事訴訟を起こすことを保証しました。

【用語解説】
– DPWH(公共事業道路省):フィリピンの公共事業や道路建設を担当する政府機関。
– バランガイ(地区):フィリピンの最小の行政単位。
– NCR(国家首都圏):フィリピンの首都圏を指す地域。


オリジナルサイトで読む