NAIAでの不正出国に関与?入管職員を調査中

マニラ、フィリピン — 8月20日、ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)ターミナル3で、偽造書類を使用して香港に向かおうとした3人の女性を、入国管理局の職員が阻止した件について、現在、国家捜査局(NBI)がある入国管理官を調査しています。

NBIのハイメ・サンティアゴ局長への報告によれば、レア・アンジェリカ・ボルダ、ノラ・タファラ、ベイビー・レア・マルガリコの3名が逮捕され、改正刑法第172条(偽造文書の使用)の違反で告発されました。

NBI国際空港部の調査によると、3人は観光客として香港に向かう予定でしたが、ボルダとタファラは国境管理情報部(BCIU)の職員によって阻止され、マルガリコは通常の検査で彼女たちの海外雇用契約(OEC)が偽造であることが判明し、通過を許されませんでした。

彼女たちは最初にNAIA人身売買対策タスクフォース(NAIA TFAT)– IACATによってI-PROBESに引き渡され、その後、NBIにて調査が行われました。

3人は、カンボジアでカスタマーサービス担当者として働くためにソーシャルメディアプラットフォームを通じてリクルートされたことを認めました。

調査の結果、出発BIBSスタンプの証拠に基づき、最初に3人を通過させたのは、ある入国管理官であることが判明しました。

これにより、入国管理官の「アロンと」という仮名の人物は、共和国法10175号(2012年サイバー犯罪防止法)第4条(b)(1)(i)および共和国法9208号(2003年人身売買防止法)第5条(e)に違反したとして告発されました。

【用語解説】
– OEC(海外雇用契約):フィリピンの労働者が海外で合法的に働くために必要な契約書。
– NAIA TFAT(NAIA人身売買対策タスクフォース):ニノイ・アキノ国際空港での人身売買を防止するための特別チーム。
– IACAT(人身売買対策省庁間委員会):フィリピン政府の人身売買対策を統括する機関。


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