トンドの強制退去で警官2名負傷、住民と衝突

緊張が発生

マニラ、フィリピン — 昨日、マニラのトンドで行われた住宅の取り壊しにおいて、緊張が発生し、2人の警察官が負傷しました。

報告によりますと、アバド・サントス・アベニューのアンティポロ通り付近にある住宅の取り壊しが実施され、裁判所命令に基づき住民を退去させ、民間企業が土地を取り戻すことになっていました。

住民たちは抵抗し、瓶や木材、鉄を取り壊しチームや警察のバリケードに投げつけたとされています。

ある男性が暴れ、木材で殴りかかり、取り壊しチームのメンバーの頭を打ちました。

執行官によれば、彼らは取り壊しの命令を執行するよう指示されただけであり、実際には2018年から住民に対してその土地を離れるように通知していたとのことです。その土地は私有地であり、住民はそこに家を建てていました。

両者の間で、各家族に5万ペソを支給するという合意があったものの、住民はこれに同意しなかったとされています。

状況が落ち着いたのは、マニラ警察署(MPD)ステーション7の署長と3人の議員が到着し、取り壊しチームに取り壊しを一時中止するように話し合った後のことでした。

【用語解説】
– アバド・サントス・アベニュー: マニラ市内の主要道路の一つ。
– トンド: マニラ市内の地区名で、人口密集地として知られています。


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