サンパブロ市、ギネス記録達成!一斉に1万本のココナッツ植樹

ココナッツの一斉植樹

サンパブロ市のナジー・B・ガパンガダ・ジュニア市長によりますと、フィリピン大統領フェルディナンド・R・マルコス・ジュニア氏が国民に対し、全国で数百万本のココナッツの苗を植えるよう呼びかけた国情演説に応じて、11のバランガイ(地区)で約10,000本のココナッツの苗が植えられたとのことです。

市長は、サンパブロには高齢化したココナッツの木が多く、環境の健康を維持するために再植樹が必要であると説明しました。

また、このプログラムは経済成長の期待とも関連しており、特にサンパブロ市に拠点を置くフランクリン・ベーカー・カンパニー(FBCo)の拡大計画に関係しています。この会社は最近、実業家のマニュエル・V・パンギリナン氏によって買収されました。

「パンギリナン氏は、工場をサンパブロに新たに設立されるアグリインダストリアルゾーンに移転し、業務を拡大することを約束してくれました。これはサンパブロの住民にとって、より多くの雇用を意味します。したがって、今のココナッツの植樹は、将来の雇用につながるのです」と市長は説明しました。

この取り組みは、マイバ・ナマン・ムーブメントとワン・サンパブロ・ムーブメントという2つのボランティアグループが、アーニー・エンペマノ氏の指導のもと、市政府と協力して主導しました。

【用語解説】
– バランガイ:フィリピンの最小行政単位で、日本の「地区」に相当します。
– フランクリン・ベーカー・カンパニー(FBCo):フィリピンに拠点を置くココナッツ製品の製造会社。
– アグリインダストリアルゾーン:農業と工業を組み合わせた産業地域。


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