地球を守ることは信仰者の使命です

フィリピンカトリック司教協議会のトップは、信者たちに地球の管理者としての役割を受け入れるよう促し、創造物の保護を「道徳的かつ精神的な責任—正義、平和、愛の道」と呼びかけております。

2025年の創造の季節の開始を記念するメッセージの中で、カルディナル・パブロ・ビルヒリオ・ダビッドは、気候変動や環境の悪化に直面する中での生態学的転換の緊急性を強調しました。

これらの世界的な課題は、貧困層や弱者に不釣り合いに影響を与えていると彼は指摘しました。

7月には、教皇レオ14世が、ローマ・ミサ典書に「創造物の保護のための新しい祈願ミサ」を追加することを承認しました。

この新しいミサは、カトリック信者に創造物の贈り物に感謝し、それを守るための誓いを新たにする正式な機会を提供します。

フィリピンカトリック司教協議会は、このミサを毎年9月の第一日曜日に祝うことを決定し、「より多くの信者が生態学的転換のための反省と祈りに参加できるように」しています。

カルディナルは、すべての教区、コミュニティ、家族に対し、新しい祈願文を用いて聖体祭儀を祝い、持続可能な生活に向けた具体的なステップを踏むよう促しました。

「[私たちは] 森林、海、空を守り、廃棄物を減らし、未来の世代のために生命を守りましょう」とダビッド氏は述べ、カトリック信者に日常生活に環境責任を取り入れるよう呼びかけました。

また、信者たちに対し、この創造の季節を「信仰と勇気」をもって生きるように促し、主が人類に地球の保護を託していることを信頼するよう呼びかけました。

【用語解説】
– カトリック司教協議会(CBCP):フィリピンのカトリック教会の司教たちによる組織で、教会の政策や活動を指導する役割を持っています。
– カルディナル:カトリック教会の高位聖職者で、教皇の顧問として重要な役割を果たします。
– ローマ・ミサ典書:カトリック教会の公式なミサの祈祷書で、ミサの形式や祈りの文が収録されています。


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