マルコス大統領、公共事業予算の徹底見直し指示

マラカニアン、ボンボン・マルコス大統領の2026年DPWH予算案見直し命令について発表

ボンボン・マルコス大統領は、公共事業道路省(DPWH)の2026年予算案について「全面的な見直し」を命じました。

公共事業道路省は、国内の不正な洪水対策プロジェクトの問題をめぐり大きな批判を受けています。この問題の中で、前DPWH長官のマニュエル・ボノアン氏が辞任し、元運輸省長官のビンス・ディゾン氏が後任となりました。

DPWHが大きな批判を受ける中、新DPWH長官のビンス・ディゾン氏は、全国の同省の全ての役員に「礼儀上の辞任」を求めることを確認しました。また、同省の内部調査委員会を廃止することも発表しました。

同省に対する批判の中で、DPWHの2026年予算案も全面的な見直しの対象となる予定です。これは、予算案に不正の疑いがある中でのボンボン・マルコス大統領の命令です。

下院副議長のロナルド・プノ氏は、2026年の国家支出プログラムには既に「完了」しているプロジェクトに予算を割り当てようとしている項目があると主張しました。この主張を受けて、マルコス大統領は、ボノアン氏の下で提出された予算案を、予算管理局(DBM)とDPWHに見直すよう指示しました。

マラカニアンの報道官によれば、提案された予算の見直しは、「資源が本当にフィリピン国民に役立つインフラプロジェクトに向けられることを確実にする」ためのものです。さらに、報告によれば、予算案に削除すべき配分や重複があるかどうかを判断することも強調されました。

弁護士のクレア・カストロ氏は、DPWHの提案された予算の変更は訂正票の発行を通じて行われると述べました。彼女は、DBMとDPWHがこの問題を本当に調査することを保証しました。

「これをしっかりと検討するために、DBMとDPWHは本当にこれを詳しく調べ、重複や挿入があったかどうかを確認し、訂正票を通じてこれを削除する必要があります」と、マラカニアンの報道官は述べました。

また、DPWHの内部調査委員会を廃止することに加えて、DPWH長官のビンス・ディゾン氏は、「幽霊」洪水対策プロジェクトの請負業者に対して「終身禁止」を課すと主張しました。

【用語解説】
– マラカニアン:フィリピン大統領官邸
– DPWH:公共事業道路省(Department of Public Works and Highways)
– DBM:予算管理局(Department of Budget and Management)


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