バンサモロ選挙に向けた安全対策が本格化

マニラ、フィリピン — 今年の10月13日にミンダナオ地域で行われるバンサモロ議会選挙(BPE)に向けて、軍隊が安全対策を整えています。

陸軍第6歩兵師団(ID)の報道官、ロデン・オルボン中佐によりますと、これは先日、防衛大臣のジルベルト・テオドロ・ジュニア氏が彼らの本部を訪問し、選挙の安全と公正を確保するよう指示したことを受けたものです。

テオドロ氏は、第6歩兵師団とジョイントタスクフォース・セントラル(JTFC)の指揮会議を行い、メジャー・ジェネラル・ドナルド・グミラン氏をはじめとするキャンピラン部隊の上級将校や兵士たちとともに参加しました。

この指揮会議で、テオドロ氏は、BPEがバンサモロ自治地域(BARMM)の民主的な歩みの重要な段階であることを強調しました。

テオドロ氏によれば、選挙が政治的な影響を受けずに、国民の声が反映されるためには、軍隊が非党派的であることが重要です。これにより、選挙の平和と信頼性が確保されます。

一方で、グミラン氏は、防衛大臣の指示に全面的に支持を表明し、第6歩兵師団とJTFCの部隊がバンサモロの人々を守り、彼らの指導者を選ぶための準備と献身を確保することを約束しました。

この会議には、防衛大臣と共に、AFP参謀総長のロメオ・ブラウナー・ジュニア将軍、陸軍司令官のアントニオ・ナファレテ中将、西ミンダナオ司令部の臨時司令官ロムロ・ケマドII准将、そして第1歩兵師団(ID)司令官のイェゴル・レイ・バロキロ・ジュニア少将が参加しました。

【用語解説】
– バンサモロ議会選挙(BPE):バンサモロ自治地域で行われる議会選挙。
– バンサモロ自治地域(BARMM):フィリピン南部のミンダナオ島に位置する自治地域。
– キャンピラン部隊:フィリピン陸軍第6歩兵師団の通称。


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