枢機卿アドビンクラ:「典礼は愛と貧しい人々との連帯に導くべき」
枢機卿ホセ・アドビンクラは火曜日、国の典礼指導者たちに対し、礼拝が神との出会いだけでなく、他者への具体的な愛と奉仕の行為にもつながるようにすることを求めました。
マニラ大聖堂で行われた第39回全国教区典礼指導者会議の開会ミサでの説教で、彼は典礼は信者が信仰に根ざす「山」であり、その信仰が特に貧しい人々との連帯にあふれる「平地」であると述べました。
「典礼において、私たちは兄弟姉妹、特に貧しい人々との連帯に駆り立てられます」とアドビンクラは述べました。
今年の集会は「希望の中で教会を刷新する」というテーマで、「典礼を通じて第二バチカン公会議を再発見する」に焦点を当てています。
アドビンクラは、集まった司教、司祭、宗教者、そして一般の典礼奉仕者たちに対し、刷新とは信者を「日常を超えて」導き、礼拝を使命に、特に貧しい人々や困難に直面している人々への奉仕に変えることを意味すると語りました。
主催者によれば、全国の教区から約280人の参加者がこの4日間の会議に参加しており、聖職者、一般の協力者、学生も含まれています。この会議は9月12日までマニラで開催されます。
【用語解説】
– 典礼: カトリック教会における公式な宗教儀式や礼拝のこと。
– 第二バチカン公会議: 1962年から1965年にかけて行われたカトリック教会の公会議で、教会の現代化を目指した改革が行われた。