下院議長辞任は罪の意識の表れか?

上院議員バト・デラ・ロサ、下院の指導者交代について質問される

上院議員バト・デラ・ロサは、レイテ州代表マーティン・ロムアルデスが下院議長を辞任したことについて質問されました。

大統領のいとこであるレイテ州代表マーティン・ロムアルデスは、下院議長の職を辞任しました。彼の後任にはイサベラ州代表ファウスティーノ「ボジー」ダイが就任しました。彼の辞任は、彼に対する洪水制御に関する汚職の告発の中で行われました。

ロムアルデス氏によれば、彼が下院議長としての地位に長く留まるほど、その重荷は彼自身だけでなく、下院や彼のいとこであるボンボン・マルコス大統領の政権にも及ぶ可能性があるとのことです。彼に対する洪水制御汚職の告発は、上院の公聴会で物議を醸した請負業者の証言から始まりました。

上院の洪水調査中、物議を醸した請負業者であるパシフィコとサラ・ディスカヤ夫妻は、政府と公共事業道路省(DPWH)の一部の役人が洪水制御プロジェクトからリベートを受け取っているとされる告発を含む共同宣誓書を持参しました。ディスカヤ夫妻によれば、彼らはその「システム」に乗らざるを得なかったとのことです。

ディスカヤ夫妻は、パシグ市のロマン・ロムロ議員、ケソン市のアルジョ・アタイデ議員、マリキナ市のマーシー・テオドロ議員を告発しました。また、物議を醸した請負業者は、当時の下院議長マーティン・ロムアルデスとアコ・ビコル党リストのザルディ・コー議員が洪水制御契約から30%のリベートを受け取っていると告発しました。

ロムアルデス氏はディスカヤ夫妻の告発をすぐに否定しました。彼によれば、彼は「自力で成功した」人物であり、自分に属さないお金で腐敗することは決してないと述べました。当時の下院議長は、彼の名前を利用して利益を得ようとする人物は責任を問われるべきだと述べました。

当時の下院議長マーティン・ロムアルデスの陣営も、ディスカヤ氏が議長と直接取引をしていないという主張を強調しました。

下院の指導者交代の中で、意見を求められた人物の一人が上院議員バト・デラ・ロサでした。

上院でも最近指導者交代がありました。元上院議長チズ・エスクデロが解任され、元上院少数派リーダーのティト・ソットが後任となりました。ドゥテルテ派の数名のメンバーを含む上院議員バト・デラ・ロサは、現在少数派に属しています。

「なぜ彼が辞任したのか? それは罪の意識の表れなのか? 洪水制御に関する問題についての告発について、なぜ彼が辞任したのか分からない」と上院議員バト・デラ・ロサは述べました。

この問題の中で、下院副議長ジェイ・コンフンは、レイテ州代表マーティン・ロムアルデスの辞任を「下院と国のための犠牲」と呼びました。

【用語解説】
– DPWH(公共事業道路省): フィリピンの公共事業や道路の管理を行う政府機関。
– バランガイ(地区): フィリピンの最小行政単位で、自治体の一部を構成する。
– リベート: 商取引において、取引先に対して支払われる報酬や手数料のこと。


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