元HPG幹部、700万ペソの賄賂疑惑で告発
パラニャーケ市で、元ハイウェイパトロールグループ(HPG)幹部が700万ペソの賄賂を受け取った疑いで行政処分を受けています。
ハイウェイパトロールグループ特別作戦部(HPG-SOD)の元幹部が、パラニャーケ市での作戦中に逮捕された容疑者から700万ペソの賄賂を受け取った疑いで、現在行政処分を受けています。
国家警察委員会(ナポルコム)によると、元HPG-SODのチーフであるロメル・エストラノ警察大佐は、重大な不正行為および警察官としての不適切な行動で告発されています。
この事件は、ナポルコムの検査監視調査サービスによって正式に提訴され、現在、被告を召喚する聴聞官の任命が準備されています。
しかし、逮捕に関与した5人のHPG警官は、エストラノが介入し、容疑者に特別な扱いをしたと主張しています。彼らは、元HPG幹部がハビエルの釈放と引き換えに700万ペソを受け取ったと訴えています。
さらに彼らの不満を募らせたのは、逮捕を行った5人の警官がエストラノによって職務から解任されたことです。不当な扱いを受けたと感じた彼らはナポルコムに助けを求め、この事件の提訴に至りました。
ナポルコムの副会長兼執行役員であるラファエル・カリニサン弁護士は、調査が60日以内に完了し、決議が発表されることを保証しました。
この事件は、警察組織内の腐敗に対する懸念を引き起こしています。特に、職務を遂行した警官が処罰され、一方で高官が不正な取引から利益を得たとされることが問題視されています。
【用語解説】
– ハイウェイパトロールグループ(HPG):フィリピン国家警察の一部門で、主に高速道路の安全と交通管理を担当しています。
– 国家警察委員会(ナポルコム):フィリピンの警察組織を監督する政府機関で、警察の運営や規律を管理しています。