PAGASAは、フィリピン名「ナンド」、国際名「ラガサ」に関する最新情報を提供しました。
熱帯低気圧「ミラソル」はすでにフィリピン領域(PAR)を離れ、中国に向かっています。「ミラソル」が去った後、新たな熱帯低気圧がPARに入り、「ナンド」と名付けられ、国際名「ラガサ」とされました。
フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)は、この熱帯低気圧に関する最新情報を発表しました。更新情報によると、ナンドはフィリピン海を移動しながらわずかに勢力を強めています。
午後4時の時点で、その中心はルソン中央部の東905 km(北緯16.1度、東経130.6度)に位置し、中心付近の最大持続風速は85 km/h、最大瞬間風速は105 km/h、中心気圧は996 hPaです。西北西に10 km/hで移動しています。
最新の更新情報によると、現在のところ、いかなる熱帯風警報も発令されていません。
進路と強度の予測に基づくと、ナンドは土曜日まで北西に進み、その後、極北ルソンに向かって西北西に進む見込みです。月曜日の午後(9月22日)から火曜日の早朝(9月23日)にかけて、バブヤン諸島に接近または上陸する可能性があります。
ナンドは明日までに台風カテゴリーに達し、月曜日にはスーパー台風になるまで勢力を強め続けるでしょう。その通過中に発令される可能性のある最高の風警報は、風警報第5号です。ナンドは火曜日の正午または午後にPARを離れる予定です。
社会福祉開発省(DSWD)とその各地の事務所は、週末にナンドがスーパー台風になる可能性があるため、現在フルアラート体制にあります。
災害対応管理グループ(DRMG)のアイリーン・ドゥムラオ補佐官は、DSWDが家族用食料パック(FFP)や非食品アイテムを戦略的な拠点に事前配置し、迅速な救援支援の提供を保証していると述べました。
【用語解説】
– PAGASA: フィリピン大気地球物理天文局
– PAR: フィリピン領域
– DSWD: 社会福祉開発省