ビコル地方のカトリック教区は、強い熱帯低気圧「オポン」が接近する中、避難所を求める家族のために教会の扉を開放しています。
アルバイでは、レガスピ教区がジョエル・バイロン司教の指示のもと、教会、礼拝堂、教区ホール、その他の安全な施設で避難者を受け入れる準備を進めています。
また、教区は、教区社会問題委員会および社会活動センターと連携して、教区災害対応委員会を活性化するよう地域社会に指示しました。
「我々の教会は、熱帯低気圧オポンの際に避難者を受け入れる準備が整っています。施設は安全です」と声明に記されています。
教区は、災害対応の取り組みが組織的に行われ、教会および社会活動事務所との連携が維持されるよう、各教区に促しました。
また、ビコル地方が嵐の影響を受ける中、信者に安全を祈るよう呼びかけました。
ホセ・アラン・ディアロゴ司教は、地元自治体と連携して、ホール、礼拝堂、学校などの施設を避難所として開放するよう指示しました。
「現在の緊急事態は、既に手元にある手段で決断力を持って行動することを求めています」とディアロゴ司教は述べ、教会は「この試練の時に避難所であり、サービスセンターでなければならない」と強調しました。
カマリネス・ノルテでは、ダエトのハーマン・アブセデ司教も備えと連帯を呼びかけました。
彼は、他に安全な避難所がない場合、避難を必要とする家族のために教区の施設を一時的な避難所として開放するよう指示しました。
「この困難な時を連帯と信仰の機会に変えましょう」とアブセデ司教は述べました。
一方、カタンドゥアネスのヴィラック教区も、嵐が島の州を脅かす中、信者に祈りを合わせるよう呼びかけました。
「祈りは我々の最も強力な武器です」と教区は述べました。「この不確実な時期に、神に立ち返り、その慈悲と保護を求めることが重要です。」
東ビサヤとビコルに嵐が接近するにつれ、激しい雨が予想されています。
木曜日の午後1時の時点で、オポンの中心は東サマール州ギワンの東300キロメートルに位置し、最大持続風速110キロメートル毎時、最大瞬間風速135キロメートル毎時で西に15キロメートル毎時の速さで進んでいます。
【用語解説】
– オポン: フィリピンで発生する強い熱帯低気圧の名称。
– ビコル: フィリピンのルソン島南部に位置する地域。
– 教区災害対応委員会: 教区内で災害時に対応するための組織。