日本人旅行者、未申告の560万ペソ押収される

フィリピン税関局(BOC)は、9月21日にマクタン・セブ国際空港で、日本人乗客から申告されていない560万ペソの現金を押収しました。

この作戦は、フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領の指示に基づき、犯罪や経済混乱に利用される可能性のある違法な資金移動に対抗するための継続的なキャンペーンの一環として実施されました。

フィリピン中央銀行(BSP)の許可または書面による承認が必要であるとする「税関覚書命令第17-2023号」によれば、5万ペソを超えるフィリピン通貨を持ち込む旅行者は、BSPからの許可が必要です。

この規制により、乗客には5万ペソだけが返還され、BSPのクリアランスがなかったため、残りの555万ペソは押収されました。

BOCはすべての旅行者に対し、適切な許可がない限り、5万ペソを超えるフィリピン通貨を持ち込むことは禁止されていることを注意喚起しています。

【用語解説】
– フィリピン中央銀行(BSP):フィリピンの中央銀行で、金融政策の実施や通貨の発行を行っています。
– フェルディナンド・マルコス・ジュニア:フィリピンの現職大統領。
– 税関覚書命令第17-2023号:フィリピン税関局が発行した、特定の規制や手続きに関する命令書。


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